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3月
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円山公園の枝垂れ桜(五両桜)2008年3月28日

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初代の枝垂れ桜が枯死したのは昭和22年。 もとは八坂神社(祇園感神院)境内の宝寿院の庭にあり、ほとんど人に知られていなかった。明治の神仏分 離で境内のお寺が取り払われて、この桜が残った。明治6年ころ、まさに伐採されようとしていたところ、著名な実業家で文化人の明石博高(ひろあき)が買い 取った。伐採の業者が「切って印材にすれば五両ぐらいになる」と聞き、その場で五両という金額で話がまとまった。昭和2年、先代佐野藤右衛門が、枝垂れ桜 の種を譲り受けて、右京区山越(やまごえ)の庭園に植えたものが現代の2代目。移植は24年。桜は同じ場所に連作するのを嫌うので、トラック20台分の土 を入れ替えた。桜の運搬は牛車であったという。
佐野氏の名著「桜守二代記」に、昭和25年9月1日のジェ-ン台風京都直撃の記述がある。ごうごうと音を立て今にも折れそうな桜の幹に佐野氏はしがみつ き「わたしは大地にグンと両足をふんばって桜の支えとなり、こんりんざいはなすまいとあらんかぎりの力をふりしぼりました。そして神仏に祈り、風雨のしず まるのを願ったのです」
このように、円山公園の枝垂れ桜には多くの人々の気持ちが込められています。ちなみに、円山の枝垂れ桜の子孫は、現在でも佐野邸でそだてられている。

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