3 月 29 2008

観光タクシードライバーの小噺  豆腐5

◆「田楽」は踊りから
田楽とは田楽焼きの略称で、豆腐に竹串を打ち、焼いてみそを塗った料理で、コンニャク、サトイモなどにも応用されている。田楽の名の起こりは、伝統芸能の 田楽や神事の舞に、横木を付けた一本の棒に乗って踊りや曲芸をする「鷺足(さぎあし)」または「高足(こうそく)」という芸があり、その舞姿が棒上で演じ る田楽に似ているためといわれている。ちなみに、「おでん」は田楽の略語で、ふつう煮込み田楽のことをいう。京都から生まれた田楽が、東へ伝わって関東 煮、そして「おでん」となる。
◆祇園豆腐
祇園豆腐は京都名物の一つで、豆腐の木の芽田楽であり、二軒茶屋・中村楼が有名。創業は室町末頃。江戸時代初期には二軒茶屋の田楽豆腐が有名になり、遠く からわざわざ食べに来るものがあったという。西の藤屋、東の柏屋の二軒あったが、幕末の変動期に柏屋だけが残った。柏屋の後身が中村楼。
◆高野豆腐
凍(こおり)豆腐のことで、高野山の宿坊で作りはじめたとしてこの名があるというが、長野県などでは「しみ豆腐」と称する。豆腐を凍結してのち、乾燥して作る。タンパク質、脂肪、カルシウムの含有量も多く、保存がきき消化も良好な食品。

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