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4月
03

竹と竹の子について

【竹と竹の子】

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◆竹林と竹薮は違う

竹林とは老齢な竹を伐ってしまい、肥料を施し管理している竹の林をいい、竹薮は放任のものをいいます。竹林は竹の子の畑です。

◆竹とササの区別

一般的にササは竹の葉のついた枝を指します。植物の分類上では竹とササは違います。竹の子が成長するにしたがって、竹の子の皮が幹からはがれるものは竹、はがれないものがササと区別します。

◆三大竹類について

モウソウチク(孟宗竹) は中国から渡来して来たもの。この竹が日本に渡ってきた年代については、長岡京海印寺にある寂照院の院主が、黄檗山管長が宗教見学に中国に行き、孟宗竹を持ち帰ったのをもらいうけ、1728年同寺の寺領に移植したのがはじめと言われています。また、一説には黄檗山万福寺の隠元禅師が食料として日本に持ち込んだともいわれています。マダケ(真竹)、ハチク(淡竹) は日本が原産です。

◆竹に雌雄?

竹には雌雄があります。植物学的にはありませが、タケノコをとる竹林では、雄、雌を見分けます。雄竹は、下から見て一番目の節から出た枝が一本だけ出たもの。雌竹は枝が二股になったものをいいます。枝が一本の雄竹は、精力が弱いと考えられ、タケノコをとる竹林では間引かれて雌竹を残すといいます。

◆竹の子について

竹の子は漢字ではふつう筍と書く。筍は生えると一旬(10日間)にして、母竹と同じように大人になるのだとの意味で、竹の子のスピード成長を表している。実際測ってみると、竹の子は地上に頭を出してから2~3カ月で親竹となり、一生のからだを作ってしまう。また食用竹の子は普通、孟宗竹の竹の子を指すが、どんな種類の竹でも地上に出て間もない小さなものは、みんな竹の子であって、これらはどれでも食べられます。竹の子の栄養分は、顔色を良くするビタミンB12が含まれており、さらに食用繊維が多く健康食品として魅力があります。

◆タケノコの善し悪しは!

タケノコを買う場合に、簡単に善し悪しを見分ける方法があります。タケノコの円錐形している一番先端の部分に、髭のようなものが生えています。この髭の色が、黄色の場合は、タケノコが地中にあった状態で掘り出されていることを示しています。また、髭の色が黒い場合は、すでに太陽の光を受けたタケノコであると言うことです。やわらかさが違います。

◆竹と漢字について

大昔、紙のない時代に、中国では文字を書きとめるのに使われたのは竹簡です。竹簡は、幅3センチ、長さ30-40センチの竹片で、緑の表皮を削り取った後の表面や内側に文字を書いたようです。日本ではどの遺跡からも竹簡は出土していませんが、竹簡の代わりに木簡を使用したようです。筆という字は、竹カンムリに手に筆をもっている形を画いた文字です。生活に大切な文化的な字に竹カンムリの漢字が多いのは、このような理由によります。余談になりますが、「笑」という字は竹に直接には関係はありませんが、孔子が、「わらう」という字を、どんな漢字にしたらよいか分からず、思案のあまり、困り果てていました。ちょうど会議中にたまたま犬が竹の屑籠をかむって出てきた。その様子がいかにもおかしかったので、傍らにいた人達が皆、どっと笑った。そこで孔子は、はたと膝をたたいて、犬に竹カンムリをつけて「」という漢字を作られたと言います。

◆かぐや姫の里は大原野?

《竹取翁が竹やぶの中で竹伐りの仕事をしていると、光っている竹があり、これを伐ってみると中から、三寸ばかりの小さな、いとも美しい稚児が現れた。そこで翁は手のひらにのせて家に帰り、妻に育てさせた。大事に養ううちに稚児はスクスクと大きくなり、三月ばかりで大人に成長し、絶世の美女となった。そして三室戸の斉部(いんべ)のあきたを呼んで、「かぐや姫」と名をつけてもらった。それから美しい「かぐや姫」は評判となり、貴公子五人が結婚を申し込む。その名は「石作りの御子」他四名であった。》というお話しですが、物語の当時大原野には、天火明命(あめのほあかりのみこと)を祖とし、石棺づくりなどを務めた石作族が健在であった。そこで物語に登場する「石作りの御子」はその一族の一人で、持統天皇時代の右大臣として国政を補佐した人でなかったか。さらに「かぐや姫」の名付け親、斎部のあきたは、三室戸に住んでいたなどと、舞台はぴったり。かぐや姫の里は大原野。

◆神代の竹の話

日本書記によると、天孫ニニギノミコトの妃、コノハナサクヤヒメが皇子を生んだとき、竹刀(竹のへら)でもって「へそのお」を切ったと記されています。昔、「へそのお」を切るには金物を嫌い、切り口が鋭利で清浄な竹を用いたとは、うなずけるものがあります。また、それを切るのに、男の子が生まれたときには雌竹を用い、女の子が生まれたときには雄竹を用いたとは、さもありなんと思われます。雄竹と雌竹の名は竹に雌雄を参照。

◆地震のときは竹薮へ

竹林が防災に強いわけは、その地下茎にあります。竹の地下茎は毎年先へ先へと伸び広がり、毎年生死が繰り返され、毎年同じぐらいの生きた地下茎が広がっていきます。だいたい60cmぐらいの深さの土中にネットを重ねたように広がっています。土砂崩れに強い理由です。大雨が降っても一部の水は土中に浸みこみ、土石の流出を防ぎます。その他、林立する地上の竹は、強い弾力性で暴風雨のとき倒れを防ぎ、空洞で風を和らげ、竹の多くの緑葉が熱風をそらすので、ここに逃げたものは死を免れるといいます。

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