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4 月 13 2008

観光タクシードライバーの小噺  お酒2


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◆血から酒の儀式へ
酒を飲むことによって起こる陶酔感は、他の多くの現象を超越するほどの神秘としてとらえられ、神→宗教的儀礼→酒という関係を結び付かせた。その酒の原料である米は、神に五穀豊饒を祈る日本人の信仰そのものであり、その米から酒が「偶然」につくられたことは、神秘的でかつ不思議というほかはなく、酒が宗教的儀礼、祭、祝いごとに欠かせぬものとなったのは必然であると思われる。狩猟時代に神へのお供え物として、生贄や血をそそぐ風習は、農耕時代に入って血による儀式を捨てて、酒による儀式にかわったといわれている。
◆酒の代表的な神々
酒神を祀る神社としては、三輪神社(奈良)、梅宮大社、松尾大社の三社が由緒ある代表格といえ、また、その神々は出雲、飛鳥、太秦という地域を中心とした帰化人たちが酒造りにかかわっていたことを物語る。

【三輪神社】 酒神としては、神々の系譜の上から、また、神社としてもっとも古く、大物主(大国主命)と少名彦名尊が祭神である。

【梅宮大社】美人の名の高い神、木花開耶姫(瓊瓊杵尊の妃)と父である大山祇神と子の彦火火出見尊が祭神である。

【松尾大社】須佐之男尊の口から吐き出されたといわれる市杵島毘売尊と、大国主命の子の大山咋尊を祭神として祀り、今日では酒の神様の代表格とされ、酒造家の  信仰があつい。(もともとの祭神は秦酒公といわれている)
◆酒蔵の杉玉は!
杉玉は酒林といって、「うま酒の三輪」があるという意味。初めのうちは、杉の葉を無造作に束ねたもので、今のような形になったのは、江戸時代中頃。酒林の由来は、酒神の代表格である三輪神社の御神体が、杉でおおわれた三輪山であり、また、境内にある神木(二俣杉)が信仰の対象となったもの。その三輪神社での酒祭りの際、蔵元の杜氏たちが、この祭りに集まって醸造の安全を祈り、お守りの護符と神社で作った杉玉を受けて帰ったもの。


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