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4月
19

観光タクシードライバーの小噺 八ツ橋2

京都観光タクシーのご案内/京都観光タクシー同友会
◆「八ツ橋」の真ん中に「ツ」
八橋検校に由来する八ツ橋の真ん中に「ツ」の字がある。お菓子の八ツ橋の命名のとき、八橋検校の名前、八橋をそのまま使用することを遠慮したものと思われる。しかし、確かなことはわからない。300年の歴史の中で、別に「ツ」でなく「つ」の店があってもよさそうなものだと思うが、考え過ぎだろうか。
◆土産だけの「八ツ橋」
京都の家庭を訪問して、お茶うけに八ツ橋は出てこない。普通、他の地方を訪ねると、その土地の名物が必ずお茶うけに出てくる。しかし、日本中で知らない人がないほどの代表的銘菓・八ツ橋は、地元の京都の人たちの日常にはない。伝統的な京菓子屋と、八ツ橋を作るみやげもの屋との対抗意識が、「八ツ橋は土産物」というふうに定着さしたのかもしれない。何とも不思議なお菓子である。
◆餡の話
饅頭や餅の中に詰めるものを餡という。詰め物にする餡の原料は、アズキ、白インゲン、青エンドウなどの豆類のほか、サツマイモ、クリ、百合根などが用いられる。餡は本来「中に入れる雑味」のことだが、いつしか、これらの材料を煮て砂糖を加え、練り上げたもの自身を餡、あんこと称するようになった。したがって餡餅などのように上からくるむ場合も餡といい、料理の時のあんかけ(くず餡)も、そうした慣用が行われてからという。
◆善哉餅
つぶし餡仕立ての汁粉に餅を入れたものを関西では善哉餅といい、略して善哉。こし餡で作ったものはしるこ。関東では関西の善哉は田舎汁粉といい、汁が濃く、餡に近いようなものが善哉と呼ばれる。ちなみに、善哉の語源はこれを初めて食した一休禅師が「善哉此汁(よきかなこのしる)」といったのに始まるという説がある。その意味は、「この汁はよいかな」といった程度。善哉の原型は餡餅で、これを湯に溶いて汁状として食したところからだといわれている。

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