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4月
29

観光タクシードライバーの小噺  焼きもの5

◆焼きものにいい土!
名工、尾形乾山は「およそ、地上の土で焼ものにならざるもの無し」といったが、純粋に一種類の土で使えるものなど、そう簡単には探せない。その昔、陶工たちは山野をくまなく歩き、土の匂いをかいだり、なめてみたりしながら、いい粘土を探し求めて来た。土を採掘したら乾燥させ、叩いて粉にして水を含ませ、足で繰り返し練り、指で不純物を取り除き3年以上寝かすともいう。
◆床の間に壷を飾る!
茶の湯の流行とともに、茶壷の需要が広がる。茶壷は葉茶を入れて運搬、貯蔵するための壷であるが、安土桃山時代、信長・秀吉は公式行事の場において、茶壷を床飾りの最高の道具として使用した。茶壷は茶席の道具から格式の高い道具に変質することになり、床の間に飾られる。
◆ご飯は茶碗で食べる! 『お茶について』にあるように、茶碗は本来、煎茶・抹茶用であり、ご飯は木製や土製の椀を使用していた。ご飯に陶磁器製の茶碗が使われだしたのは江戸末期で、陶磁器が一般庶民にまで広がったことによる。ご飯を食べるのに「茶碗」とは、茶の湯の文化の影響。お椀や飯椀というときの「椀」は木製、茶碗というときの「碗」は陶磁器製のこと。ちなみに、ご飯用は飯茶碗、お茶用は茶飲茶碗と区別する。緑茶は「湯呑」で飲む。「湯呑」という言葉が、現在でもいきている。不思議な言葉です。

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