◆瓦は土器!
瓦は土製で焼いたものの総称で土器の系統。前項の「かわらけ」と同じ。原料は通常の田畑で得られる下層土から砂や有機物、アルカリ分を除いた粘土。瓦が黒いのは焼成の最終工程で松葉や松木をたいていぶし、表面に炭素がついて黒い色になる。
◆英語で陶磁器!
日本人の我々でも陶器か磁器かと、混乱しているが、英語でも同じ。一般の欧米人は陶磁器をチャイナと呼んだりしているが、陶磁器の総称はCeramics(セラミックス)、陶器はPottery(ポッテェリー)、磁器はPorcelain(ポースリン)。だが、欧米人同士でも誤解し、同じ名称を別の種類に使っていることも多いと聞く。
◆陶磁器の種類
陶磁器の分類は、地域や時代が異なることによって、それぞれの変化が大きく、厳密な識別方法はないといわれているが、一般的な傾向は次のようになる。
- 土器 素地が多孔質 吸水性大 不透光性 無釉 焼成温度500~900℃ 瓦、コンロ、植木鉢など
- 陶器 素地が多孔質 吸水性有 不透光性 施釉 素焼き700~800℃焼締1,100℃
- 炻(せっ)器 素地が緻密 吸水性無 不透光性 無釉 焼成温度1,200~1,300℃タイル、信楽、備前、越前、丹波、常滑など
- 磁器 素地が緻密 吸水性無 透光性有 施釉 焼成温度1,200~1,350℃九谷、伊万里など


