5 月 10 2008
◆いもとは
植物の肥大した地下茎や根を「いも」と総称している。地下茎が肥大した塊茎はサトイモ、ジャガイモ、クワイ、コンニャク、根が肥大した塊根はサツマイモ、クズ、根と地下茎の中間的な性質のものはヤマノイモ、ナガイモ。日本在来の芋はヤマノイモ、サトイモ、クズでこれ以外の芋はみな外来種。「いも」といえば東北地方ではヤマノイモを、本州や四国の大部分ではサトイモを、九州ではサツマイモを、また、北海道ではジャガイモを意味している。
◆いもの語源
昔、古語で女子のことを「いも(妹)」と呼んでいた。サトイモにこいもが多くつくところからきたものとされている。ちなみに、センスのない女子に対して現代でも「いも」というときがあるが、古語の古臭いイメージがその容姿と関連づけられたものと思われる。「いも侍」のいもは江戸の武士が、サツマイモの産地、薩摩藩の侍のことを呼んだもの。
◆さといも《里芋》
いもの語源からわかるように、子孫繁栄を象徴としてサトイモは、正月料理や多くの年中行事の縁起物として、祝い料理には欠かせない。一般にサトイモといわれているのは子いもを食べる種類のもの。親芋を食べるのは、8つのこぶをもつヤツガシラ、京料理のいもぼうに用いられるエビイモ、京芋など。栄養は芋類の中ではカロリーが低く、サツマイモの半分以下で、腸の働きを活発にする作用がある。
