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5 月 14 2008

観光タクシードライバーの小噺  芋(いも)5


◆いもぼう
京名物の代表。いもぼう平野屋本家の歴史は、そのまま「いもぼう」の歴史。約300年前、御所に仕えていた初代権太夫は、宮様が九州に行幸になった際お供をし、その際持ち帰った「唐の芋」を育てたところ、エビの形にそっくりな里芋ができた。これを献上品である干物の棒ダラと炊き合わせるのに、独特の調理法を考え「いもぼう」が生まれたという。後、円山公園の地で創業、13代受け継がれている。
◆麦めしとろろ
「麦めしとろろ」といえば、鯖街道の街道茶屋として400年前創業した「山ばな平八茶屋」の代表する味。丹波産つくねいもと麦めし(良質のタンパク質、消化酵素ジャスターゼとビタミンB1)は栄養と消化にすぐれた、美容にも効く健康食。栄養と消化ということを生活の知恵から知り、麦めしとろろ芋の取り合わせを考えた昔の人の着想が生んだ味。
◆くづ切り
享保年間(1716~36)創業の鍵善良房の代表する一品。本来、料理として利用されてきたくづ切りを、氷水に入れ、黒蜜(蜜と黒砂糖)で食べる菓子にした。もちろん吉野葛を利用。くづ切りを氷水に入れるのは、濁るのを防ぐため。幕末の頃、くづ切りを螺鈿で施した漆の容器に入れ、それを岡持ちに入れて出前したという。今なお鍵善ではその名残をとどめて供している。


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