6 月 07 2008
観光タクシードライバーの小噺 日本庭園1
Posted by 中井タクシー 090-6601-4845
日本庭園について1
【自然風景式庭園】
自然風景式庭園とは、自然の姿をありのままに模倣するか、あるいはその特徴を損なうことなく濃縮して作り出した庭園のことをいう。日本の夏は蒸し暑いため、住居や庭に涼しさを得るためにさまざまな工夫がこらされた。庭には池をつくり、島を浮かべ、名勝の景観を描写するといったことも試みられた。自然風景式庭園を分類すると、浄土式庭園・寝殿造系庭園・書院造系庭園の三つに分けられる。
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浄土式庭園 浄土式庭園とは、仏教の伝来とともに浄土思想が芽生え、仏がいるといわれる清らかな死後の世界、極楽浄土を再現しようとしたもので、阿弥陀堂と呼ばれる仏堂があり、その前が蓮池を中心とした庭園の形式をいう。浄土式庭園⇒平等院・法金剛院・浄瑠璃寺など
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寝殿造系庭園 寝殿造は平安貴族たちの邸宅の様式で、障子や御簾を間仕切りにしていたため、ほとんど壁がなかった。風通しのよい開放的な構造は、「家の作りようは、夏をむね(中心)とすべし」(徒然草)とされた京の貴族の代表的な邸宅である。寝殿造系庭園とは、その寝殿の前面に行事や宴遊のために造られた池をもつ庭園のことで、池には遣水(庭に導かれる細い水の流れ)をひき、池の中や水際には※釣殿を建て、納涼の場としたような庭園。寝殿造系庭園⇒神泉苑・大覚寺・金閣寺・仁和寺寝殿など《※釣殿→納涼のための吹きさらしの建物で、魚を釣るためではない》
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書院造系庭園 室町時代、公家にかわって台頭した武士が、華やかな貴族への生活の憧れから、寝殿造りを住居に取り入れはじめた。さらに、初期将軍たちが譲位して出家して僧侶になるのが多かったため、しだいに寺院の住坊にあった床・棚・書院といった意匠が取り入れられ、書院造の形式が誕生する。書院造系庭園は、その前庭として発達したもので、その後禅宗や浄土真宗の寺院や近世の貴族の庭として幅広く用いられた形式。書院造系庭園⇒桂離宮・銀閣寺・修学院離宮・二条城二ノ丸・醍醐寺三宝院・本願寺書院・曼殊院・詩仙堂など
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参考文献「日本庭園のみかた」宮元健次著
